医療技術
部門

臨床工学部

臨床工学技士(Clinical Engineer;CE)は、「医師の指示のもとに生命維持管理装置の操作及び保守点検を業とする者」と定義されており、医用工学の専門家としてチーム医療に貢献しております。今日の医療において医療機器なしでは成立し得ません。さまざまな機器を用いるにあたり常に安全管理が求められます。しかし、どんなに技術が進歩した医療機器であっても、機器の不具合を完璧になくすことはできません。私たちはさまざまな機器のトラブルに対して、できる限り予防することを前提に、万が一発生しても患者や医療スタッフが安全に使用できる環境を提供することを基本理念とし、日々の業務にあたっています。

業務内容

医療機器管理業務

輸液ポンプをはじめとする利用率の多い医療機器は、当部署による中央管理方式で運用されております。中央管理とは各部署へ貸出しを行う事で、必要時に必要な数の機器を効率よく利用できる点において優れています。以下のメリットがあります

使用者側

・常に点検整備された機器が使用できる

・臨床使用のみに徹することができる(メンテナンスフリー)

管理者側

・計画的に機器の点検・更新ができる

・適正数を把握することで、ランニングコストの低減に貢献できる

~中央管理機器一覧~

輸液ポンプ:31台 シリンジポンプ:14台 
人工呼吸器:4台 除細動器:3台

ベッドサイドモニタ:10台 低圧持続吸引機:6台 
超音波ネブライザ:6台

フットポンプ:4台(2019年4月現在)


上記の機器は、使用前点検、使用中点検、使用後点検、定期点検を行う事で安全に使用できる環境を提供しています。
また、機器のオーバーホールを含めたメンテナンスもメーカー講習会等に積極的に参加することで、技士による院内整備体制の充実を図っております。

ラウンド業務

病棟や外来で使用される機器の点検および技術支援を中心に業務を行います。

・人工呼吸器の導入介助・使用中点検

・血液浄化療法の導入・経過観察

・各種モニタの点検管理

・AEDチェック

・部署別設置機器の点検管理 等

内視鏡業務

内視鏡業務は平成29年から業務に参加しており、比較的新しい業務分野です。内視鏡ビデオスコープは1本あたり数百万円する高額な医療機器であり、取り扱いを誤るとすぐに故障してしまうデリケートな機器です。業務の内訳は、器材管理から介助業務まで多岐に亘ります。

 1.洗浄業務

検査後に使用されたスコープは必ず洗浄・消毒をおこなう必要があります。もし洗浄をしないまま検査を行うと、交差感染を引き起こしてしまいます。安全・確実に洗浄・消毒管理を行うことはもちろんですが、同時に洗浄の質向上を追求することも求められているため、検査と同様に重要な業務の一つになります。

 2.介助業務

ポリペクトミーをはじめとする内視鏡治療で使用される生検鉗子やスネア、止血クリップ等の操作も医師の指示のもとに看護師と連携して積極的に行っております。また、逆行性膵胆管造影検査(endoscopic retrograde cholangiopancreatography ;ERCP)にも技士が介助業務に参加しております。


手術室業務

手術室業務は術前点検を中心に業務を行っております。術前の具体的な業務として、全身麻酔器および周辺機器の使用前点検に始まり、術式による機器レイアウトの確認、AC電源コードの分配確認、術後モニタの配置等です。術中は、腹腔鏡手術時に装置の操作業務を中心に行います。

スタッフ数:2名

専門資格等

・3学会合同呼吸療法認定士:1名

・日本消化器内視鏡技師会認定消化器内視鏡技師:1名

・透析技術認定士:1名

・第2種ME技術実力検定:2名